電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①

もしかしたら、現実をよく見ていなかったのかな？
「で、結局どうする？ボンタの正体もハッキリと分からなかったし。妖怪大図鑑もなんか微妙だし。結局黒い本だけ。しかも中身があるのかと思えば真っ白。」
智美ちゃんがたくさん出していた、全てのウィンドウをしまいながら言った。
「そうね。最終的には、誰かの仕業だった。で終わらせたいんだけどね。」
「咲恵子さん、どういうことですか？」
私は言った。
「このまま、妖怪の原因というよりも誰かが間違って起こしたで終わりたいじゃない。もし妖怪の原因となると、リバリビー…じゃなくて、セキュリティパンダが襲って来る事になる。」
「…？セキュリティパンダ？」
私と智美ちゃんが言った。
「あれ？聞いてない？リバリビーからセキュリティパンダに進化…いや、アドバンスっていた方がいい？」
「結局おんなじ意味だよ。」
咲恵子さんが言った後、智美ちゃんが続けて行った。