電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①

でも、家の中からはそんな「「バチバチ」」とものすごく大きな音は聞こえなかった。

家の扉を静かに開ける。すると、札を投げ張り付けた人が、家の中を探し始めた。でも、お金目当てではなさそうだ。通帳を探しているよりも…。誰かが２回をものすごいスピードで上ってくる。僕はふと眼を開け、机の下に隠れる。ボクは緊急連絡のウィンドウを開き、要件を簡潔に入力していく。ちなみに、ボクが打つ事が出来るのはみんなにはヒミツ。あ、読者さんもヒミツにしておいてね。お願い。
黒い人影は次々と各部屋を開けていく。ボクも緊急連絡を打ち終わった時だった。

※　緊急連絡とは、家族やペット、妖怪等が、交通事故などで呼ばなければならないときに知らせるソフト。必ずインストール（簡単に言うと、中に入れる事）されていて、２〜３分で終わるように簡単な穴埋め状態になっている。そこに、入力していく形。