電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

読者には特別。別に殺されたりはしませんからご安心を。

「よっしゃ!それじゃあ、捕まえに行くか。」
健輔が元気よく歩き出そうとした時、
「あれ?」
武志が言った。
「どうしたんだよ。」
忠が言う。武志が画面を確認していた。
「いないんだ。しかも、誰かに捕獲されたという報告がある。」

「一体誰が?」
宏康が言った。そのまま4人はそのまま動かなかった。



「健太。」
健太の友達だろうか?
「ああ、お前か。どうした?」
健太が言った。
「なあ、あのウイルスが何者かに捕まったらしい。確か、あのウイルスって…。」
すると、健太が健太の友達の様な人物に、必死に口を手で押さえる。
「バカ!今ここで言うなよ。もし、バレたらどうすんだ!」
「だって、近くにセキュリティパンダがうろついてたからさ。心配になったんだよ。」
健太の友達がちょっと悲しそうな雰囲気で言った。