電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①

神社の中にいると、妖怪は入れないようにプログラムされているそうなのだが、ペットは違うらしい。神社には神がいるように、妖怪を守る神様がいるという、言い伝えみたい。
私はあんまり、よく分からないが“電界”は不思議な世界だ。ただ、私は嫌いなのかも…しれない。素直に‘あれ’を受け入れない私。



「どういうことだ？私があのときよりも、コンネーが暴走している。」
由梨が言った。
由梨はウィンドウを開き、コンネーの状態を調べる。あのときよりも暴走が激しくなっていた。由梨はコンネーの事を検索サイトから調べる。しかし、いい情報がヒットされない。
「まさか、誰かがコンネーに挑発させたのか？きっと赤い何かを…。これはマズイ！早くコンネーのボスを見つけなければ。」
由梨は、その場を後にし、急いで市役所に向かう。