電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

「で、内容はどんなかんじ?」
「これなんだけど。」
私はあの調べたページを見せた。


ビリーズケンビニア・・・・・・それは、2035年、電気が突然と長時間切れる事件がおきた現象のひとつといわれている。しかもそこには、犬のような妖怪のせいではないかと思われてきた。そして、その妖怪を現象名から略してビリケンと名づけることに決まった。しかし、そのビリケンという妖怪はまだ誰も見ていないとされている。]


「そっか…。案外昔にも起きてたんだ。」
私は思いきって聞いてみた。
「ねえ、黒い人って知ってる?」
「なに?急にそんなこと言い出して。」
「実は…夢で見たんだ。」
私はウソをついた。でも、智美ちゃんは私がウソをついていることに分かったみたいだった。
「ねえ、何があったの?本当は実際に黒い人にあったとか?」
智美ちゃんが言った。