電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

ビリケンの事を教えるために。
メールで教えてもいいけれど、それだと証明がまた難しくなる。直接会って話そうと思った。



駅前の交差点。私はうろちょろする子供を見つけた。何かを探しているのだろう。でも、私は困っている人を放って置けない!私はその男の子に近づき、
「何か探し物?私も手伝おうか?」
そう言ったら、
「違うんだ。追いかけてるんだ。ビリケンを。」
「え?ビリケン。」
私はビックリした。どうして子供が探すのか。もう少し詳しく聞こうとすると。
「お姉ちゃん、もしかしてホームページを見た?」
「えっ。うーんと、ビリケンがビリーズケンビニアって事を調べた事かな?」
そう私が言ったらその男の子は、
「下の方をよく読まなかった?」
「下?」
私は急いで過去のリンク先を開いて、昨日見たホームページにアクセスした。