「確か、物取締役係が持っていったよ。」
「あ、ありがとう。」
警察官が言った後に、里美ちゃんが言った。
「なんか、嫌。」
私は言った。
「どうしたの？美希。」
「私には出来ない。だって立場とか逆だよ。なにか違和感ない？」
私は言った。
「本当は私だって嫌。でも、これしか確実な方法はないんだよ。だって警察官を眠らせると後が怖いし、それにこっそり侵入は私たちの人生にか変わるし、ここは１つ我慢。」
里美ちゃんが言った。
「私は被害者の私物を見てくるから、美希は回りの捜索ね。」
里美ちゃんがテキパキと仕事分担を分ける。私は「うん」と、うなずき、２人で別れることにした。
私は周りを調べる。しかし、どうやって調べようか。だって妖怪なんか今頃は出てこない話だ。夜にならないと。―――もしかして、夜近くの時間帯の方が良かったのかも。