電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①

まさかとは予想していたが、当たるとは。…当たって当たり前なのか。
「ちょっと、私たちが被害にあったら？誰が保証してくれるの？」
智美ちゃんの態度をまた変えて、フジミさんに言った。
「確かに。いくら私たちだからといえ、まだ小学生だから。」
私も続けて言った。
やっぱり小学生だからって危険なことをすると、リバリビが駆けつけて、大変なことに。
そういえばリバリビ。昔あったといわれるパトロール隊。私も初めて知ったばかりに、こんなことだ。最近、神様。私のこと恨んでいる？
「そう言えば、武器を作るとかなんとか。それってまさか、このために？」
「そうじゃ。実は再びマカフシギがよみがえりそうで。」
「あの、ちょっとフジミさん。全然前が見えないんだけど。そもそも、本当のこの目的って一体何なんですか？」
私は言った。すると、フジミさんは後ろを向き少しため息をついた。