電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①

「このニュースを知っているか？」
と、私たちに聞いてきた。
「私は知らない。」
と、私は答えた。
「私は知ってる。確か、夜道に何者かに襲われたんでしょ。ある近所の証言によれば、犬の仕業みたい。」
里美ちゃんが言った。
「犬？犬がどうやって。」
「よくぞ聞いてくれた。実はその原因が犬の妖怪、〈ビリケン〉じゃ。」
「ビリケン？」
私はフジミさんが言った後に、言った。この“電界”には様々な事が起こる恐ろしい。
「それで、私たちに何を？」
腕を組み、フジミさんに対して態度を変えて言った。
「まさか、その妖怪を退治しろとは言わないよね。」
私はまさかと予想していたが、フジミさんは言った後に、笑顔になり、
「その通りじゃ。実はビリケンを捕まえてマカにしてほしいのじゃ。」
とフジミさんが言った。すると、私たちは
「えーーー！！」
そう言った。驚いた。