電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

そしたら一体誰が?
でも、迷惑メールではないかも。そう軽く思ったせいか開けてしまった。
そしたら画面が急に変わり、ガイコツが出てきた。そして、
【サカムラミキ。明後日ノ午前10時ニ、駅前ノトコロデ待ッテイル。カナラズヒトリデ来ルノダ。ワカッタナ!】
そう言って、ガイコツは消え、メールも自動で削除された。私は気味が悪くなり、気分を宿題に切り替え済ませることにした。でも、やっぱり集中出来ない。私の身の回りに嫌なことが起こりすぎている。これも、私の運命なのだろうか。



夜。私はお風呂で黙っていた。お湯を手ですくい、見つめていた。そこには私の悲しい自分しかいないんじゃないかって。私はこの後の人生が暗くなったらどうしよう。そう思いながら、お風呂を終え、一息ついたら二階へ行き自分の部屋に入る。デンタはちょこんと小さいクッションの上で座っていた。私もベッドに座り、倒れ込むように体を倒した。