そして夕食が麻婆豆腐と鮭の塩焼きになった。ちょっとアンバランスだけど。まあ、いいか。と私の心の中で、そう、呟いた。
テレビをつけたお父さん。リモコンを自分のそばにおいていつものニュース番組を見始めた。そこには電界フォーマット終了のニュースが放送していた。
私は電源を入れ直し、自分の手首の電界バンドに『完了しました』と表示された。そしたら全然見えなかったデンタが姿を現した。私はデンタをだき抱えた。
「ごめんね、デンタ。寂しかったよね。もう、大丈夫だよ。」
私はそう言って夕食を食べ進めた。一段落した時、私は更に記憶がよみがえってきたのだ。
―――――
双子の石像。
家族とはぐれて泣く子供
誰かに声をかけられる
古びた家並み
……………
池の橋の上で
上から。
―――――
私は更なる記憶がよみがえってきた。知らない場所まで見えてきてますます不安な気持ちになってきた。
テレビをつけたお父さん。リモコンを自分のそばにおいていつものニュース番組を見始めた。そこには電界フォーマット終了のニュースが放送していた。
私は電源を入れ直し、自分の手首の電界バンドに『完了しました』と表示された。そしたら全然見えなかったデンタが姿を現した。私はデンタをだき抱えた。
「ごめんね、デンタ。寂しかったよね。もう、大丈夫だよ。」
私はそう言って夕食を食べ進めた。一段落した時、私は更に記憶がよみがえってきたのだ。
―――――
双子の石像。
家族とはぐれて泣く子供
誰かに声をかけられる
古びた家並み
……………
池の橋の上で
上から。
―――――
私は更なる記憶がよみがえってきた。知らない場所まで見えてきてますます不安な気持ちになってきた。


![BAD THE LIFE 3 [終]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre12.png)