電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

公園のベンチで腰を掛けている健輔、忠、武志、宏泰の4人。自動販売機でジュースを買い、飲んでいた。その時、空から《ズーズー》と音をたてて通りすぎていった。
「―――あれは、もしかして、テレビで言っていたリバリビ?」

健輔が言った。
「なんだ?その、リバリビって。」
忠が健輔に聞いてきた。
「ニュース見ない派?忠って。」
「え。うん…まあ…な。」
「ニュースは大事だ!いろんな事件や出来事が詳しく教えてくれるから、子供だからって見た方がいいぜ。」
「で、リバリビって何なんだよ。」
忠が言った。
「リバリビは昔にあったものを新しく作り直したもので、子供が違反行為をしていると攻撃される、まあ、警官みたいなものだ。」
健輔が言った。
「でも、何で市役所はそんなものを?」
武志が言った。
「決まってるだろう。俺たちが悪いことをしたからだよ。」