電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

本当かどうか。まぁ私は信じていないから。一応見回りとして。って私は子供じゃないよ。立派な成人。ってまだ22歳だけどね。私、誰に向かって話してるの!?
もしかしたら最近バカなあいつのせいで頭おかしくなったのかな?後でお仕置きしなきゃ。
「それにしても、いかにもありませんよ。って感じ。山の方角からじっくり見るか。まだたっぷり時間はあるし。」
私は気を取り直して言った。私の目的はまだ言えないけど、きっとあなたたちも…。ってもしかして独り言多くなったかな?以後気を付けよう。




「また迷子になったかも。」
僕は言った。
せっかく交番のお巡りさんに聞いたのに。
「結局、自分で見つけ出さないといけないのか。」
僕は言った。
今度は細い道幅の所に来てしまっていた。なんとか元の場所へ戻ろうとするが、なせがさっき自分がいたところまで戻ってきた。