電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①

「倶楽部じゃ。」
フジミおばあちゃんが堂々と言った。
「倶楽部!?」
私と智美ちゃんはなにそれ?みたいな感じで言った。
「実は電界倶楽部を2人で結成してほしいのじゃ。」
フジミおばあちゃんは嬉しそうに言った。
「一体どんなことをするの?」
「簡単じゃよ。妖怪を封印札。つまり、スマヤーカードに封印するのじゃ。」
「ちょっと待ってよ!!妖怪ってペット妖怪の事?それって犯罪じゃない!」
智美ちゃんが慌てた様子で言った。
「違うのじゃ。」
「何が違うの?」
フジミおばあちゃんが言った後に私は言った。
「はるか昔に封印していた妖怪がなんらかの異常でよみがえったのじゃ。昔ワシが封印したのじゃが、誰かがそのスマヤーカードを次々とはがし、みんなを困らせようと企んでいるに違いないのじゃ。」
フジミおばあちゃんが焦りながら言った。
「そう言われてもね。私たちにそんな力なんて…。」