カリカリカリカリカリカリカリカリ…

部屋にペンの走る音が響く。

ここはトーンを貼るか…
主人公は黒髪の方がいいかも…

ペン入れをしながら色々考える。

ペラッ
ん?今物音がしたぞ。
振り返るとコミックを真剣に読んでるやつが…


『桃、いつ来たんだよ』

【あっ!まだ途中なのに!】


コミックを取り上げ高い位置に仕舞う。


【龍ちゃんのケチ~!!】

『これは子供が読むもんじゃねぇの』

【もう高校生だよ!子供じゃないもん!】