『まったく!!全っ然!!!』 やめてくれと手をブンブン振る。 「えー?だってあんたクールなスポーツ少年好きじゃん。背も高いし」 『あれは駄目!!なんか駄目!!』 「そーお?ざんねーん」 皐月のその言葉を聞くと睦の顔がこれまで以上に酷くなった。 『うえー……もう帰ろーよ』 「あははは、ジョーダンジョーダン。帰ろっか」 そう言うと立ち上がり鞄を手にする。 .