大陸の冒険 アダナレロと天空の島

村長!村長!」
僕は呼び掛ける。
「まだ夜じゃよ。」
「大変なんです。大国軍団が民家を襲うとしているのです。」
「なんじゃと!それは大変じゃ。」
村長は慌てて起き上がると
「もしかしたら、秘密の書を狙っているのかも?」
お父さんが起きていてもう状況を知っていた。
「お父さん!起きていたの?」
「ああ。君達が起きていたすぐ後で。」
「ところで秘密の書って?」
「僕らみたいに冒険をしていて、出入り口に向かおうとしている時に、秘密の方法が書いてあるんだ。」
「秘密の方法が…。あ!」
僕はやっと思い出す。リームさん一人にしていることを。
「リームさん一人だ。」
「あま,その話は後にして、大国軍団を見よう。」


リームさんは
「今度は何をしているのかしら。」
大国軍団はカバンから縄を取りだし、繋いでいく。
「何かを掴むため?それとも…。」
「リームさん!」
僕たちは急いで来ていた。
「皆!なんか知らないけれど、縄を取りだしていたわ。―?村長は?」
リームさんが言ったので周りを見渡す。
「あれ?いない。お父さんは村長がどこに行ったか知らない?」
「知らないな。第一村長は僕らの後ろで走っていたし、村長はもう年なんだ。」
お父さんが言った。すると、