大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「その数ある島って?」
「数ある島は、火・水・自然・大地・雷(いかずち)、そして天空の7つがあるんだ。」
「で、火の島にある検査門をクリアーすれば先に進めるわけね。」
リームさんが理解したみたいで先のことも喋りだした。
「それが、そうでもないんだ。」
「どういうこと?」
僕が聞き返すと
「ただクリアーするんじゃなく、島の入り口にある看板にあるきめられた物をただ持ってくればいいんだ。」
「なんだ以外と簡単なのね。」
リームさんが自信満々に言う。
「そんなことはない。」
村長も突然言い出した。
「どういうことですか?」
「きめられた物を持ってこなかったら、またやり直しじゃ。」
「そんなことは分かりますよ。」
「それだけじゃない。きめられた物は毎回違うのじゃぞ。」
「え?」
僕は驚く。
「は!?」
リームさんも連れられて驚く。
「どういうこと?」
「実は島には必ず検査官所っていう場所があって、全部おみ通しなんだ。だから、様々な人が行く度に毎回監視虫(スパイ)を使って尾行しているんだ。それに一方通行だからね。飛ばして先には行けない。それと行くにも船が必要だし。」
僕は
「そうなんだ。」
と言うしかなかった。