大陸の冒険 アダナレロと天空の島

光がその人を包み込み人がどこかにワープした。

─――─
「村長!買って来ました。正俊君も買って来ましたよ。」
「ほう。もしかして全財産使ってきただろう!?」
「!!」鋭いほど村長の読みが当たっている。もしかしたら村長は超能力者なの?ってくらい凄い人なんじゃないかな?って僕は思った。
「やっぱりいけなかった?」
「そうなんですか?」
「大丈夫じゃ。そんな制限つけたら可愛そうだからな。」
以外と優しいところもあるんですねなんて口に自信をもって言えなかったけれど、僕はちょっと幸せな気分になった。不思議だった。なぜなのか分からなかったけど、確かに言えることがある。それは人は外側は怖い人かもしれないけど、内側はもしかしたら別の人格があるのかもしれないって事。
「ところで言いたいことってなんですか?」
「分からんが正俊に合いたい人じゃ。」
「僕に?」
僕は考えた。この世界に来てまだ3日しか過ごしていない。それなのに合いたい人って誰なんだろう?

そこにはひげを剃ったばかりのような人がいた。
「正俊か?本当に正俊なのか?」
「なんで僕の名前を?」
僕は戸惑っていた。なぜこの人は僕の名前を知っているのだろうか?