大陸の冒険 アダナレロと天空の島

もしかしたら、怖い人が店の店長だったらの事を想像していたからだ。恐る恐る中に入ってみる。中はたくさんの仮面で覆いつくされていた。
「凄い数の仮面。」
「サナミおばさん。買いにきたよ。」
「おー！買いにきたか。リーム！」
「リーム？？」
僕はおばあさんが言った事を自分で言い繰り返した。「まだ言ってなかったね。本当の私の名前はリーム。リーム・パラ・ビアース」
「え！まさか本当の名前が！？」
「その実は。」
僕は「えーー」の声と、ともに固まった。なんか知らないけど不意に固まった。訳が分からなくなったけど
「ところで何を買いに来たの。」
「札が足りなくなったから、足しに買いに来たの。」
「そうなんだ。今日もたくさん仕入れたよ。」
「やった！この前のある？」
「確かこれ？フダガート２００リラ。フダテツガードもあるよ４００リタだけど。」
「高いね。普通のフダガートでいいよ。」
「ところで気になったんだけど、そちらさんは？」
「分けあり。」
「始めまして槍宮　正俊です。」
「ほう。この子も札使い？」
「そう。村長も認めてくれたしね。」
「以外ね。」
「あははは。」
僕は笑うしかなかった。なかなか慣れないからちょっと困る。