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僕は呆然としていた。

「凄い音。デカイ滝。」
「凄いでしょ！」
「は！もしかして滝の下で？」
「違うのじゃ。」
「村長！」
「ここには様々な罠が仕掛けられている。それらを交しながらこの木の札を取って戻ってくるのじゃ。」
「簡単そうで難しそう。」
僕は弱気になった。でもみんなが励ましてくれた。
それで村長の「始め！」の合図で一斉に走り出した。僕は村長から追加で渡された光属の札【シャイン】。僕は無事に戻ることが出来るのだろうか。


洞窟の中。
みんなは前へと進んでいた。
「みんなは凄いな。感心しちゃう。─―物凄く暗いから前が見えない。」
僕はどのくらい弱味を口から吐いただろうか。僕は小さいときからお化け屋敷が怖くて親にも馬鹿にされた事を今でも覚えている。親からは馬鹿にされたってあんまり思わなかった。でも生徒から馬鹿にされるとやっぱり嫌な気分になる。
「みんなはもう木の札を取ったかな？」
僕がそう思ったら物凄い音と同時に声が聞こえた。
「もしかして皆さん？」
たくさんの罠にかかった様な声が聞こえた。
「…大丈夫…かな？」
僕が心配したってなんにも変わらない。僕も頑張ろうと思ったとき、