でも傷だらけで、痛々しい顔をしている。
「あっ!あの敵は?」
「逃げたみたい。【あれ】を持ってね。」
「【あれ】?願いのカギ?」
「そう。」

「あれにはどんな伝説があるの?」
「あれには様々な伝説があって、願いが叶うとかお金持ちになるとか成績が上がるとか力持ちになるとかいろんな願いを叶えてくれる。」
「世界制服も?」
「……うん。」
それを聞いたとき美代子さんの顔の雰囲気が変わった。笑顔だったのが悲しい顔に変わった。もしかしたら、この世界の未来を予想しているかもしれない。世界制服をされたらみんなが苦しむことを……。
「願いのカギはいくつ存在するんですか?」
「本当は全部で25個。でも敵の連中か固めちゃって。」
「いくつ?」
「10個。だから今は残りが15個。私たちは、また連中に1個取られて残りが8個。連中は1個増えるから、7個。先のを合わせてたら17個って事。」
「僕たちはその17個を取り返すことしか方法はないって事?」
「そう。だから今から修行しに行くの!」
「修行?どんな修行?」
「それは行ってからのお楽しみ。」
僕はどんな修行か気になって仕方がなかった。だから僕はついていき一緒に修行することにした。