すると、天空の島から花の島へと瞬間移動した。
「すごい!もうワープしたんだ。」
リームさんが言った。
「何か見えるぞ!」
「え?」
ヒサマさんが指を指した方を見ると、花の島の中央らへんに光の筒みたいなものが、出現していた。あの時は何にも出現していなかったのに、どうしてだろう?もしかしたら電竜、アダナレロが言ってた、元の世界へと戻れるのを出してくれたのかもしれない。
日はそんなに過ぎていないのに、なぜだか長く感じた。これまでの冒険が何日も、何週間も、何ヶ月も、そんな感じに思えた。
「最後に、アダナレロに聞きたいことがあるんですけど。」
僕は言った。
「何ですか?」
「願いのカギはどうすればいいんですか?最終的に残ってしまったこの欠片。」
「それを私の真上にかかげて下さい。」
僕は、アダナレロの指示に従い、残りの欠片を真上に掲げてみた。すると、ひとつひとつ光りだし輝き始めた。
「すごくきれい。」
セイミさんが言った。
「イルミネーションね。これ。」
リームさんが言った。
「これをどうするんだ?」
ビートズさんが言った。