大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「この冒険は大黒軍団が計画した冒険だったのです。大黒軍団は残りの願いのカギを集めるために大黒軍団は企画していたのかも知れません。」
電竜が言った。
「つまり、あのとき、願いのカギを奪いに来ていた後から、計画が始まっていたのか。そして、がんばんった冒険も、いやな形で終わらせようとも計画していたんだ。」
ビートズさんが言った。
「ワシもその作戦にすっかりのせられてしまって。」
ガタナさんが言った。
「…、ところで、大黒軍団は?」
「………。」
「いない。」
僕は言った。
「逃げた!!」
「私がせっかく縛っていたのに。話していたらそこまで集中しなかったのが悪かったみたいです。これも私のせいです。」
「電竜は謝らなくてもいいですよ。これも僕たちがそんな事に早く気づいていれば良かったんだから。」
僕は言った。
「そうだ。俺たちが早く気づいていればよかったんだ。俺たちも記憶に騙されていたしな。」
仁志君が言った。
「私は電竜ではありません。アダナレロ、つまり神です。」
「え!!」
「じゃあ、私たちの目的でもある神は、本来電竜だったわけね。」
セイミさんが言った。