大陸の冒険 アダナレロと天空の島

と仁志君が言った。そこまで考えているとなかなか反論は出ない。ただ作戦をつくる時に、いかにどれだけ先の事が読めるかが重要になってくる。
「クッ、俺の最強ロボの弱点を見抜かれたか。ならば、俺がアダナレロ、つまり電竜を復活してやる！」
と、強気で言った成男君。
なんとここで電竜を復活させようと企んでいた。アダナレロは昔の言葉。つまり、意味を持たない言葉になる。電竜だろうが、神だろうがアダナレロはアダナレロなのだ。
「どうする？奴の呪文を解くか？」
ビートズさんが言った。しかし、成男君の周りには、
「ダメよ！アイツには電竜呪文に反応して協力なオーラを張るの。うかつに手を出したら私たちの命も‥‥‥。」
と、リームさんが言った。でも、それをジッとして見ることはビートズさんには出来ない。
「じゃあ、ここで黙って見てなきゃいけないのか？冗談だぜ！俺たちは今すぐでも封印を解かなきゃいけないのにさ！」
ビートズさんがリームさんに説得しようとしている。
「まあ、確にビートズさんの意見も正しいけど、リームさんの意見も間違ってはいないはずだ。」