大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「作戦の始まり？」
お父さんが言った。
その直後、連続して黒い玉が打ち出されていく。
「やめなよ！」
僕は止めに入るが、そんな事では止めないだろうと思ったけれど。
「そうよ！」
と、大国軍団に札を投げつけるように攻撃した。
しかし、剣を持った大国軍団のシタッパが札を素早く切り裂く。
「あ‥‥。」
「そんなことをしても無駄じゃ。ワシらと戦っているときからもう様子済みだったんだろう。」
ガタナさんが言った。
「もしかして、これが狙いで戦いを何度か？」
セイミさんが後から続いて言った。
「そうだよ！気付くのが遅かったね。もう俺たちに勝つことは不可能に近い。完璧にデータ(情報)を撮らせてもらったよ。」
大国軍団のシタッパが言った。
「そんな‥‥‥。」
僕は言った。みんなはもう絶望状態に近付いていた。もうすぐで天空の島に行けるのに。ここで負けるわけにはいかない。
でも、勝つ手段なんてそんなものが存在するのだろうか。ますます絶望に近付くなか、大国軍団は黒い玉を打ち続けている。リームさんとお父さんは僕の残りの札を投げつけて攻撃していくが切り裂く。