大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「大丈夫か?」
「あ…うん。ありがとう。」
「貴様!!」
「俺から行くぜ!」
そう言って札を出し、
「フダトルネード!」
物凄い渦が攻撃してくる。「はっ、速い!」
見事にあたり悪の手先は逃げていった。


「あの…助けてくれてありがとう。あっ」
「まだ名前を言ってなかったな。俺はヒサマだ。」
「僕は正俊。ってヒサマの名前って人間じゃないの?」
「当たり前だよ!俺はハーフさ。」
「は…ハーフ?」
「妖精とは違うハーフ名のさ。」
僕は驚いた。別な意味を持つハーフがいたなんて。そう思いながら僕たちは人間の世界に戻れる出入口に案内されたのだ。しかし、気になる事がある。間…。そこには見たことのない別世界が広がっているのか興味が湧(わ)いてきた。
「ここから元の世界に戻れるぜ。」
「ありがとう。本当に、助かったよ。」
「でも、何で正俊がこんな世界に来たんだ?」
「それが僕にも分からないんだ。どうしてこの世界に来たのか…。」
「あっそうだ!」
「何?」
「いや、何でもない。早くしないと戻れなくなるからさ。」
「それじゃあ。」
僕はヒサマくんに向かって手を振った。僕はそのまま道筋にそって前へと進んだ。