大陸の冒険 アダナレロと天空の島

学校へと向かっていた。しかし、僕は不自然な所に気付く。誰一人も会わないことに。
いつもならたくさんの生徒が登校してくる。まだ七時五十分。でも早く来る人も僕を見掛けるはずだ。なのにどうして?

「知りたいか?」
どこからか奇妙な声が聞こえる。
「誰?」
「俺様か?…俺様はな……悪の手先だ!!」
そう言って目の前に現れた。
「うわっ!」
「この世界はお前しかしないんだよ!」
「えっ。」
僕は周りを見渡す。けれど誰もいない…。
「ここは、人間の世界とバーチャル世界の間(はざま)なんだ!」
「間?バーチャル?」
「そうだ。ここは選ばれし者だけが来れる、魔法の別世界。」
「魔法の別世界…。」
「お前は、タイミングが悪かったみたいだな。」
「タイミングって何が?」
「俺様はお前を殺すんだよ!」
僕はそのことを聞いて逃げ出した。
しかし、足が早くすぐに追い付かれ攻撃を仕掛けてきたのです。
「フダビーム!」
悪の手先が札を取り出して呪文を言ってきた。
僕は震えて避ける事が出来なかった。その時
「フダガード!」
僕の目の前でバリアみたいなのが広がり、悪の手先からの攻撃をはねかえした。そして、僕の前に着地し