「イジメだけがない所?」
「はい。イジメだけが無かったら、十分に平和です。」
僕は心の中で考えた。
「…?どうしたのですか?」
「あっ。いや。イジメは願いだけで無くしてもいいのかなって。だって、僕みたいなイジメがそんなことで、なくしたら友達が減るような気がして…。」
「!!」
守り神が薄くなっていく。まるで、消えていくかのように…。
「もう時間です。」
「さ…最後に貴方の名前を教えて下さい。」
「私の名前は……美代子。井口 美代子。」
「井口…。どこかで聞いたことがある様な、ないような。──待って!まだ聞きたいことがたくさんあるのに。あなたは人間?…。」
「…またすぐに会えますよ。必ず。」
「また…会える?…必ず?」
僕は美代子さんが言った言葉が気になった。また会えるって、どういう意味なのか。そして、何で必ずと自信を持って言ったのかが、気になった。
それからというもの、僕はあれからあの夢を見ることは無かった。美代子さんに会えず、聞きたいことも聞けず、あの事は迷宮入りになろうとしていた。しかし、僕には新しい友達がいる。まだ正直には言えていないけど、早めに言おうと決意している。
そんな事を思いながら
「はい。イジメだけが無かったら、十分に平和です。」
僕は心の中で考えた。
「…?どうしたのですか?」
「あっ。いや。イジメは願いだけで無くしてもいいのかなって。だって、僕みたいなイジメがそんなことで、なくしたら友達が減るような気がして…。」
「!!」
守り神が薄くなっていく。まるで、消えていくかのように…。
「もう時間です。」
「さ…最後に貴方の名前を教えて下さい。」
「私の名前は……美代子。井口 美代子。」
「井口…。どこかで聞いたことがある様な、ないような。──待って!まだ聞きたいことがたくさんあるのに。あなたは人間?…。」
「…またすぐに会えますよ。必ず。」
「また…会える?…必ず?」
僕は美代子さんが言った言葉が気になった。また会えるって、どういう意味なのか。そして、何で必ずと自信を持って言ったのかが、気になった。
それからというもの、僕はあれからあの夢を見ることは無かった。美代子さんに会えず、聞きたいことも聞けず、あの事は迷宮入りになろうとしていた。しかし、僕には新しい友達がいる。まだ正直には言えていないけど、早めに言おうと決意している。
そんな事を思いながら

