大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「僕自身を？」
「…救うため…。」
「えっ？救う？」
僕には今の言葉が分からなかった。
「僕を救うってどういう意味？」
「それは私からは言えない。」
「どうして！？」
「それは旅立つ頃に分かるでしょう。」
「旅立つって僕が？」
「そうです。あなたが旅立つのです。」

僕は眠りから目覚めていた。が、さっぱり分からなかった。なぜ、僕が旅立たなければ行けないのか。そして、どんな理由で旅立つのか知りたかったが、目覚めてしまい分からなかった。

今日は土曜日だ。
僕は気分転換に図書館へ行くことにしました。
最近本を読んでいなかったからです。
この静かな空間が落ち着くのです。
「何か面白そうな本はないかな？」
ふと物語や冒険物に目がいった。
「なんだろう？」
茶色い古い本が一冊だけ。しかも、名前がなかった。
「なんだろう？」
僕は本をパラッとめくってみた。
そこには文章がほとんど載っていたが、途中から白紙だった。
「白紙だ。何でだろう。」
それを僕は借りることにした。


――――自宅
借りることにした本を読んでみることにした。
本を拡げると、以外と普通の本だったことにちょっと不思議な気分だった。