「おいっ。行こうぜ。」
「ほっとこう。」
「あ…。」
――――僕はあの運動不足で周りに影響するなんて、思わなかった。
そんなことが沢山(たくさん)あり、友達も減ったのです。

「おいっ。正俊?正俊!」僕の名前を呼ぶ。
「えっ。」
僕は気付く。
「どうしたんだ?ぼんやりして?」
「何でもないよ。」
僕はきっと今までの過去を振り替えっていました。

〔キーン・コーン・カーン・コーン〕
「はい。席に着いて。じゃあ、四時間目の授業を始めます。」

四時間目の授業が始まった。そう言えば、僕は体育の時間は必ず休んでいる。だって先生もみんなも僕の事は知らない。友達も知らない。言ったら必ず馬鹿にされる。
笑ったり、泣かしたり、道具で殴ってきたり、そんなことで梅花町から転校してきたのです。
親も学校の先生に話をつけても、納得してくれず。お母さんは僕のせいで引っ越しを選択しなければならなかったのです。


―――放課後。
「はあー。また思いだしちゃったなぁ。」
石を蹴る正俊。
「やっぱり、僕の事は分かってもらえないのかな?」

――自宅。
「ただいま。」
「お帰り。どうだった?初めての新しい学校の授業。」