大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「元気が出るおまじない。」
「おまじない？どんな」
正俊は興味になる。
「それは……パラ…。」

─―─―
正俊はボーッとしている。
「正俊君？」
リームさんが呼び掛ける。
「正俊！？」
ビートズさんも呼び掛ける。
「はっ！」
僕は気を取り戻した。また昔の事を思い出していた。「ねえ、その呪文って何文字？」
そう言うとリームさんが数えた。
「８文字よ。」
「もしかしたら、パラゴタサイマーかも。パラゴタサイマー。」
僕は必須になって言葉を言う。
「何だそれ？変な言葉。」
ビートズさんがおかしがる。でも、今は急いでいる。みんなは信じてはくれないことは分かってる。でも、もし心の言葉があっているなら、きっと。
――
「まずはやってみよう。きっと当たっているかもしれないし。」
リームさんが言うとキーボードの前で入力し始める。すると画面が出て【解除中…】と表示された。
「あっ！解除された。正俊君すごーい。」
リームさんは嬉しくなった。けどビートズさんはちょっと悔しそう。きっと自分が何とかしようと考えたんだろう。
「これで」
今のリームさんの声と同時に扉が開いた。そこの奥にはスイッチがあった。
「あれ？」