「…………っ!?」


 俺は、まだ夢でも見てるんだろうか。


「……う、そ……っ!!」


 手に取った携帯の向こう側。


 に。


 髪の長い美人が横たわってる。

 ギギギ、と音がしそうなくらいぎこちなく首だけを動かすと、見慣れた天井とカーテン。


 間違いなく、俺の部屋。


 間違いなく、俺のベッド。