君じゃないとダメなんだ



結局ぐるぐる回って
祭りのときと
同じ公園に行った。


あのときと同じベンチ…

わたし…

何て言うべきかな?


好きなんて言葉じゃない。

悠を安心させたいよ……。



「さっき

初めてって言ったやんか?」


悠は急に喋りだした。

わたしはコクンと頷いた。


「俺、恋愛なんか
どうでも良かってん。」


わたしは黙って聞いた。


「好きとかこの歳で
わからんし

本間の恋とかわからんし。」


今まで見たことない

真剣な顔をする悠。


「告ってくる女も
信じれんかったし…。

好きゆうくせに
“俺”を別に見てないし

見てるんは
見た目とか表の“俺”。」






「…でも、初めてやった。」

わたしを見る悠。