「あれ?都築はどうした?」 俺はようやく戻ってきた川崎と山田に聞いてみたが、二人とも息がかなり上がっていて、莉央どころではない様子。 ふと、辺りを見回してみる。 「あ…!」 莉央を発見した。 プールサイドに必死にしがみついて、息をすることさえ苦しそうだ。 「おいっ!都築!?」