「え?お前…大丈夫なのか?」 好きな人、って… 一瞬、野澤との関係に悩んでいた一色の姿が頭をよぎる。 「はい。彼女も過去の僕を承知の上で付き合うと言っています。」 一色は、あの頃から身体も筋肉も成長していた。 「そうか…。ならいいが。そいつも水泳やってるのか?」 「はい。あの…、江藤さんです。」 「へ?」 エトウ…? 江藤愛??