ああ…

最悪だ…。




あれから小林先生に怒られるし、替えのシャツも忘れてきたから、泥だらけのまんまだし…




ホントやる気失せたなー。






もう放課後になったし、今日はとっとと仕事終わらせて帰ろうっと。




職員室の自分の席で、俺は泥で汚れたシャツをジャージのズボンから出して、裾をバサバサとあおいで身体に風を送った。







その時。






「渡先生。彼が用事あるみたいですよ?」




遠藤先生が、ある一人の男子生徒を連れて俺の元にやってきた。