…っつうか、江藤、しつこいな〜。 1年全員の自己紹介も終わり、俺達は学校の正門から道路を隔てた所にある、メイン練習場のプールに向かった。 10分ほどの道中、俺は都築や山田の話を聞きたかったが…、 さっきから江藤がまとわりついて離れようとしない。 アイツら、ちゃんとついてきてるか…? 逃げ出してないだろうな? それだけが心配。 「先生、彼女いるんですかぁ?」 江藤が顔を赤らめながら聞いてくる。