その時 部室のドアが開いた。 ドアの隙間から入った光の方を見ると、満面の笑みの江藤と、その後ろに都築が立っていた。 …だが、やっぱり沈んだ顔をしている。 友達のはずの江藤は、そんな都築の表情に気付いていないようだ。 …ってか、 コイツ、 俺の方、見てねぇ!? もしかして、江藤は俺目的かよっ!?