「先生があの時どう受け取ったかは分かりませんけど、私、離任式で言ったこと、後悔していません。」 莉央はまっすぐ前を向いて、プールを見つめていた。 「今なら先生、どう受け取ってくれますか…?」 莉央は不意に俺の方を向いた。 その顔は切なくて、少し泣きそうに見えた。 これは…、、、つまり…、、、 「好きって…、言ってくれたことか?」 莉央も、俺と同じ気持ちだってこと、か?