「莉央…」






「先生なら、気付いてくれると思っていました。」




水着姿の莉央は、そう言って俺の指からキーホルダーをそっと取った。




「ずっと、お守りとして持ち歩いています。」




莉央は俺の隣に座った。




「…ありがとう。ところで、他のヤツらは?」






そう、俺は斉藤の代わりに桃北のヤツらをコーチしに来たんだから…。






「あと1時間したら来ますよ♪」



「…え?」