「渡コーチ、見ましたよ!女子高生とのデート現場♪」





その夜の飲み会。




俺は正面に座った学生に、莉央と帰っていたところを見られていたらしく、嬉しそうにつつかれた。




「ちげぇよ、バカ!」




俺は焼酎水割りを飲みながら、冷やかしを軽くかわした



…つもりだったが。






「マジっすか!?渡コーチも隅に置けませんねぇ♪」



「女子高生かぁ…。俺らの永遠の憧れですよ!」



「やっぱり渡コーチイケメンですね!まだまだイケるんじゃないっすかぁ?」