そんな中、当の莉央は… 「地元の大学の教育学部を受けたいんです。」 莉央の目は、輝いていた。 「教育学部?確かにうちにもあるもんなぁ。俺もそこの卒業生だし。」 しかし、なんでまた教育学部…? 意外に思った俺の表情を読み取ったのか、莉央はその答えを語り始めた。 「私、渡先生みたいな先生になりたいんです!」 「…え?」 俺みたいな… 『先生』??