すでに号泣している女子生徒が必死に 「渡先生、バイバイ」 …って声を詰まらせながら言っていたり。 斉藤からも、 「渡先生の考え、絶対に受け継いでいきます!」 …と、力強く言ってもらえた。 本当に、全てが終わった……。 体育館の窓越しに、穏やかに流れゆく雲を眺めて一息ついた。 そこに……、彼女が現れた。