悲しそうな顔をする女子生徒が、何人か見受けられた。 その中に…俺にこっそり告白してくれたヤツもいた。 「この桃北には4年間勤めさせていただきましたが、私も生徒の皆さんと一緒にとても楽しい高校生活を送ることができました。」 俺は前日の夜中まで悩みに悩んだセリフをマイクに向けて発する。 「『高校生』という青春時代を駆け抜けている真っ最中の皆さんの元気をもらうことができ、私は本当に教師として幸せでした。」 あ… 莉央を見つけた。 真剣に俺の話を聞くその表情…、もう見れないんだな…。