俺は真剣なまなざしで校長に答えた。 はっきりと校長にそう答えたことで、意志の固さを示したかった。 「教師という安定した職を捨ててまで…。よっぽどやりたいことなんだね?」 「はい。私は水泳部顧問として生徒に水泳を教えてきました。…そして思ったんです。もっと多くの人に水泳を教えていきたいと…」 校長は、しっかりと俺の話に耳を傾けてくれた。 「…つまり、プロの水泳コーチを目指したいと…、そういうわけだね?」 「はい。」 俺はしっかりした声で返事をした。