ジャージのポケットに突っ込んでいた紙を取り出してその生徒に見せた。 そいつは紙の内容と莉央の顔を疑いのまなざしで交互に見た。 「はい。確かに。じゃあこちらへどうぞ。」 ふとそいつが笑顔に戻り、1着の座る所へと案内された。 な、、、なんだよ、あいつは!? 俺が莉央を大切だと思ってんだから、文句ねーだろ??