でも、あまり気に掛けないように、俺はストレッチしながら順番を待った。 俺は第4走者。 他の第4走者のメンバーの中には足の速そうな先生はいないようだ。 …莉央がそこにいるなら、俺が莉央のために1位、獲ってやるよ。 パンッ!! 俺は空砲と共に素早く駆けだした。 予想通り、俺はトップになり、他の先生との差をつけていく。 女子生徒達の黄色い声が聞こえてくる。