『プログラム番号15番。本校教職員によります、借り物競走。教職員の入場です。』 あ〜〜〜、めんどくせぇ。 競技やるのは、生徒だけで充分だろ? なんで俺までこんなことしないといけねぇんだよ? そう思いながら、前の先生たちに合わせて小走りで入場門をくぐる。 そしてスタートラインの手前で待機する。 急に生徒達の歓声が大きくなった。 なぜなら…