でも、莉央からの返事は聞こえてこなかった。




心配になった俺は、莉央の顔を見た。




「莉央?」




莉央は今にも怒りだしそうな顔をしていた。




なんだ?
なんで?




俺、変なこと、言ったのか…?






「私は自分のことでいっぱいいっぱいですから!!」




莉央の怒りの気持ちが最大限に詰められた一言。